北京事前渡航報告
本日は「北京事前渡航」の様子についてお伝えします!
京論壇は毎年4月に「事前渡航」と題し、北京で本年度の議題やセッション中のスケジュール等について話し合います。
特に今年は日中平和友好条約締結から40周年という節目の年にあたり、例年にはない記念事業の実施なども考えています!ご期待ください ( ^ω^ )
さて、ここではそんな事前渡航中の一日を切り取ってみたいと思います…!
そこには壮絶なドラマが待っていました。
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4月14日土曜日。
この日の北京は風が吹き荒れ、柳絮の綿毛がいたるところに舞っています。
ボードと議長は朝8時にホテルのロビーへ集合し、会議場所となる北京大学を目指します。
途中で買った朝ごはんの菓子パンをついばむボードの前で、分科会議長の一人、長谷川くんが決定した議題について英語のプレゼンを始めます。
長谷川くんの分科会は昨日集中的に議論を行い、すでに議題を決定していたのでした。
ボードや他分科会議長から相次いで質問が飛び、議長二人が応答していく中で、徐々に分科会の姿が見えてきます。
(ちなみに議題については次回のブログにて詳しくおしらせします!!!)
12時を少し過ぎ、お昼ごはんの回鍋肉が到着。
北京らしい、ピリ辛の味。
議題発表を一つ終えて緩みかけていた気分を、改めて引き締めてくれます。
13時からは、再びボードと議長を交えた議論。
膨らんでいく議題のイメージをまとめていき、まとまりかけたところで違った角度からの意見が出て、また発散していく…
面白く、意義が大きく、オリジナリティのある議題は、思いつきで浮かんでくるものではありません。
17時半、もう一つの分科会が議題とストラクチャーについて発表を終えたところで、食堂に移動して夕食をとります。
ここから筆者(副代表浦野)に視点が移るのですが、
僕が担当する分科会は控えめに言っても議論が紛糾し、この時点で議論のストラクチャーはおろか、議題すら目星がつかない状況でした。
絶望の中ぱくつく韓国風火鍋。
山椒と唐辛子の辛味に、ピリリと急かされているような気になります。(辛いものばっかりですね)
発表を終えた二つの分科会が顔を上気させて帰っていく中、僕たちは議題を決定するため、大学の別室に移動して会議を続けます。
中国語にも「残業」って言葉あるの?などと軽口を叩きながら、地下の会議室にたどり着いたのが20時を過ぎたころ。
議長やボードメンバーが最近どんな話題に興味を持っているのか?
その興味はどんなところに問題を投げかけているのか?その疑問はどういうところが新しいのか?
それらをまとめると、私たちの分科会はどう名付けられるのか?
そんなことを堂々めぐりしつつ考えていくうち、どうにか結論らしいものが出てきました。
出てきたいくつかの議題候補については、翌日の発表で他メンバーの意見を聞いて決めることにし、今日は解散。
ホテルに着いたのは23時半ごろでした。
部屋に着いたとたんにボードメンバーでのインナーミーティングが始まります。
代表橘高のリーダーシップのもと、諸々の意思決定が次々と下されていきます。
ミーティング後はシャワーを浴び、清潔なベッドで午前2時に就寝。
北京の一日は長くてタフな一日でした。が、その中で自分の持てる力を出して京論壇と分科会に貢献し、どうにか成果をまとめたという充実感が、睡眠の質を高めてくれます。
翌日は教室に到着してすぐにプレゼン。
ここまでやったから大丈夫!と自分に言い聞かせて、7:30にアラームをセットして明かりを消したのでした。
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事前渡航のリアルな一日を綴ってみました。
「議論」という一つのアクティビティに対して、そのプロセスを楽しむ人、出来上がった成果に対して喜びを覚える人、その両方を感じることができる人、様々な人がいます。
北京大生を含め、議長とボードメンバーがここまで頑張ることができたのも、その過程なり結果なりが「楽しい」ことが理由の一つになっていることは間違いありません。
このダイナミズムとエネルギーを、皆さんも感じてみてはいかがでしょうか。
(本番のセッションでは、今回のボードほどの忙しさにはならないとは思いますが…笑)
次回は議題を紹介します。ご応募をお待ちしています!